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Loja IntegradaからShopifyへ止めずに移行する:カタログ、301、DNS

Loja IntegradaからShopifyへの移行手順。XLSXのエクスポート、Shopify用CSVへの変換、管理画面での301設定、DNSの切り替えまで、ストアを落とさずに進める方法を解説します。

EコマースとShopify2026年9月16日11 分で読めます

要点(BLUF)

Loja IntegradaからShopifyへの移行は、「エクスポートして祈る」作業ではありません。Loja Integrada(以下LI)は、Visão de Negócios > Relatórios(ビジネス概要 > レポート)からデータをXLSX形式のスプレッドシートで書き出します。Exportar produtos(商品をエクスポート)レポートは無料プランでも使えます。Googleにとって重要な Lista de URLs de produtos(商品URLリスト)は有料プラン限定です。1シートあたりの上限は 10万行 です(エクスポートのヘルプ)。

LIの標準301は プラットフォームの乗り換えを解決しません。リダイレクトできるのは 同一ドメイン内 の商品だけです。カテゴリ、固定ページ、別ホストは対象外です(LIの301)。Shopify管理画面にURLマップを用意しないままドメインをShopifyに向けると、Googleにも過去の広告にも404がばらまかれます。

一方Shopifyには、/products/{handle} という商品の正規URL(Liquidのproductオブジェクト)、独自の列を持つCSV(CSVガイド)、そして一括インポートに対応した Content > Menus > URL redirects の301があります(リダイレクト)。

停止を減らす手順はこうです。*.myshopify.com でストアを構築してテストし、カタログを取り込み、チェックアウトとERPを検証し、301を登録し、そのあとで初めて DNSを向けます。ShopifyのTLS証明書は 最大48時間 かかることがあります(ドメイン接続、TLS)。これは「ダウンタイムゼロ」ではありません。落ち着くまでLIを動かしたままにしておく、管理されたウィンドウです。

まだ「TrayかShopifyか」「WooかShopifyか」を検討中なら、公開中の記事は Tray vs Shopify と WooCommerceのリスク です。この記事は移行先がすでにShopifyと決まっている前提で書いています。

ストアの概要は oailton.dev/ja/contato から送ってください。


よくある場面です。LIのストアは「動いてはいる」。でもテーマはもうブランドの要件に合わず、スマホのチェックアウトは手順が多すぎ、ERPはすでにBlingかTiny。そこへ誰かが「金曜に移行すれば、月曜にはShopifyで売れますよ」と約束します。

金曜、カタログはバリエーションが重複した状態でアップロードされます。月曜、ドメインが向けられます。火曜、Search Consoleが404で埋まります。水曜、PIX(ブラジルの即時決済)は myshopify.com のテストでは通ったのに、SSLがまだ保留中のため本番ドメインでは失敗します。

以下のチェックリストは、この流れを避けるための順番です。「ワンクリック移行」の宣伝ではありません。


1. 移行元の棚卸し:実際に何を持っているか

Shopifyのストアを作る前に、代理店が「エクスポートできると思っているもの」ではなく、LIが公式に文書化しているものを取り出します。

エクスポートのヘルプによると:

  1. Visão de Negócios > Relatórios > Exportar produtos(ビジネス概要 > レポート > 商品をエクスポート)。全件、日付フィルタなし、無料プラン。ファイルはメールと通知センターに届きます。
  2. 有料プランなら Lista de URLs de produtos(商品URLリスト)。スラッグの推測ではなく、公開URLの一覧です。
  3. 無料プランで Exportar todos os clientes(全顧客をエクスポート)と Relatório de pedidos(注文レポート)。

これで できない こと:

  • Shopify形式のCSVは生成されない
  • バリエーションを Option1 Name / Option1 Value のモデルに対応づけない
  • 新しいドメインに301を作らない

商品APIを見ると、データの構造がはっきりします。nome、apelido、sku、gtin、descricao_completa、url です。url の公式例は https://loja-exemplo.lojaintegrada.com.br/produto/{apelido}.html です。一方、URLのヘルプでは、管理画面の実際の操作として別の説明をしています。編集するのは スラッシュ以降 の部分で、小文字、ハイフン区切りです。/produto/slug.html のストアもあれば、/slug のストアもあります。パターンを決めつけないでください。 URLリスト、サイトマップ、またはSearch Consoleを使います。

エクスポート前の整理(移行後ではなく、LI側で):

  • テスト商品、終わったセット商品、存在しないSKUを無効化する
  • 実在するバリエーション1つにSKUを1つ。SKUが重複すると移行先のERPが壊れる
  • 移行元で404の画像は、Shopifyでも404になる
  • 未完了の注文は請求が済むまでLIに残す。「処理途中の注文を移行」しない

顧客と過去の注文は、ファイルにエクスポートしておきます。ERPがすでに業務の基準データなら、ERPを正とします。新しいShopifyストアは、明日から売るために5年分の注文を抱えて生まれる必要はありません。


2. カタログ:LIのXLSXをShopifyのCSVに変換する

ShopifyはLIのスプレッドシートを読み込めません。公式CSVガイドは厳格で、ヘッダーは正確な名前で、大文字と小文字も区別されます。商品を作成するのに最低限必要な列は Title です。バリエーションがあれば Handle も必要です。あとで更新するときは Handle と Title を使います。

私が実務で使っている対応表(LI → Shopify):

移行元(LI / API) 移行先(Shopify CSV)
apelido(スラッグ) Handle
nome Title
descricao_completa Body (HTML)
バリエーション(色、サイズ) Option1 Name / Option1 Value(Option2、Option3も同様)
販売価格 Variant Price
通常価格(割引前) Variant Compare-at Price
バリエーションの在庫 Variant Inventory Qty
sku Variant SKU
gtin Variant Barcode
画像URL Image Src

近道を自作するとインポートが壊れるルール:

  • 同じ Handle がバリエーションの行をまとめる。handleが違えば別の商品になる
  • オプションのない商品は Option1 Name = Title、Option1 Value = Default Title を使う(Shopifyの標準であって、気まぐれではない)
  • あとから Option1 Value を変えるとバリエーションIDが 作り直され、そのIDに依存するアプリやERPとの連携が外れることがある(CSVガイド)
  • ヘッダーの誤り(Variant Compare-at Price の代わりに compare at price)があると、ファイル自体がインポートで拒否される

テストの順番:

  1. 5商品:単品、オプション2つ、画像あり、compare-atあり、SKU/GTINあり。
  2. 「overwrite(上書き)」なしでインポート。
  3. テーマ上で、スマホで、各バリエーションを開く。
  4. そのあとで全カタログ。

テーマ、コレクション、メニューはカタログが安定した あと に作ります。構成の悪いコレクションの上に2,000 SKUを取り込むのは、スピードではなく手戻りです。


3. URL:重要なのはShopify側の301

Shopifyでは、商品の正規URLは /products/{handle} です(Liquidのproduct.url)。コレクションは /collections/{handle}、ページは /pages/{handle} です。このプレフィックスは変更できません。

LIでは、古いパスこそGoogleがすでにインデックスしているものです。/vestido-floral の場合も、/produto/vestido-floral.html の場合も、年月を経て両方ある場合もあります。LIの301ヘルプは限界をはっきり書いています。LIの301は ドメインをまたぎません。AレコードがShopifyを向いた時点で、移行元の301は 応答しなくなります。古いクリックを受け止めるのはShopifyの管理画面です。

マップの作り方:

  1. 古いURLの取得元:有料の Lista de URLs(URLリスト)レポート、LIのサイトマップ、またはSearch Consoleのカバレッジ(インデックス済みページ)。
  2. 新しいURLの取得元:CSVの Handle。必ず /products/ を前に付ける。
  3. 相対パスごとに1行。現実的な例:
    • 元:/produto/vestido-floral.html
    • 先:/products/vestido-floral
    • 元:/vestido-floral
    • 先:/products/vestido-floral
  4. カテゴリ(/categoria/... → /collections/...)とページ(/sobre → /pages/sobre)も同じようにする。LIはカテゴリを301 しません。これらの行が必要です。

Shopify管理画面では Content > Menus > URL redirects > Import から行います(ドキュメント)。公式テンプレートの列(Redirect from、Redirect to)を持つCSVです。DNSの 前に、*.myshopify.com 上で curl -I を使って20行をテストします。Shopifyのサブドメインで301が動かなければ、ブランドのドメインでも動きません。

トップページ、ポリシー、旧ブログも、インデックス済みのURLがあれば同じCSVに入れます。行がなければ404です。初日に404が出れば、オーガニック流入は「勝手に順応」してはくれません。

「SEOを100%維持」とは約束しないでください。提供できるのは あなたが洗い出したURLの1対1マップ を301で返すことです。Googleは自分のペースで再処理します。


4. 移行先:ドメインより先に決済、配送、ERP

*.myshopify.com のストアは、切り替えの 前に 実際に売れる状態でなければなりません。PIXが壊れたまま見栄えのいいドメインを載せても、それはDNSではなく商売の停止です。

移行先の最低限のチェックリスト:

  • ブラジルの決済ゲートウェイを導入し、サンドボックスだけでなく 実際に支払ったテスト注文(PIXとカード)を通す
  • CPF/CNPJ(ブラジルの個人・法人の納税者番号)を標準チェックアウトで取得し、ERPに対応づける
  • 実在するCEP(郵便番号)、箱のサイズ、送料無料ルールで送料見積もりを確認する
  • BlingまたはTinyがスプレッドシートと同じSKUを読むこと。Shopify注文に関するBlingのヘルプでは、商品を認識するために同一SKUが求められている
  • 送信元を認証したShopifyのトランザクションメール(サイトのAレコードを変えても、会社のメールのMXは 消えない)
  • ピクセルとコンバージョンを myshopify.com ドメインでテストし、本番ドメインではSSL後にもう一度確認する

外部チェックアウト(「透明性」のためにお客様をShopifyの外へ出す)は、急ぎの移行で私が最もよく目にする近道です。ある項目の問題を別の問題に置き換えるだけです。広告イベント、第三者の稼働率、そして多くの場合、標準チェックアウトとの競合が起きます。ストアの方針がShopifyなら、チェックアウトもShopifyに置きます。


5. DNS:切り替えまでLIは動かしたまま

外部ドメインの公式な設定方法(マニュアル):

  1. Settings > Domains > Connect existing domain で、ルートドメイン(www なし)を登録する。
  2. レジストラのDNS(Registro.br、DNS onlyモードのCloudflare、その他利用中の事業者)で:
    • A @ → 23.227.38.65
    • AAAA @ → 2620:0127:f00f:5::
    • CNAME www → shops.myshopify.com.
  3. AとAAAAは各1件。LIの古いAレコードが残っているとトラフィックが分かれ、あるときはShopify、あるときはLIに届きます。
  4. このホストについて、Cloudflareの プロキシ(オレンジの雲)は有効にしない。トラブルシューティングのページは、Cloudflareのプロキシを失敗の原因に挙げています。
  5. MX、SPF、DKIMには触らない。サイトとメールは別のレコードです。

TLS証明書はDNSが向いたあとに発行されます。Shopifyは 最大48時間 と記載しています(TLS)。「SSL pending」の間、一部のお客様には証明書の警告が表示されます。これはウィンドウであり、「即時」ではありません。

嘘をつかずにウィンドウを短くする方法:

  • 数日前にA/AAAAのTTLを下げる(レジストラが許せば300〜600秒)
  • 広告の出稿中ではなく、注文の少ない時間帯に切り替える
  • ドメインが安定してHTTPSを返し、4G回線でのテスト注文が通るまで、LIを 契約したまま稼働 させる
  • 切り替えに失敗したら、LIのAレコードに戻すのがロールバック。だから古いIPは削除する 前に 控えておく

「ダウンタイム0分」はShopifyのドキュメントが保証するものではありません。この手順が保証するのは、新しいストアがすでにサブドメインで売れていたこと、DNSが最後のステップであること、そしてロールバックの手段があることです。


6. ドメインを向けてからの24時間

Shopify管理画面でドメインが接続済みと表示され、鍵マークが有効になったら:

  1. スマホ、4G回線で、PIXとカードによる実際の注文。
  2. ERPでNF(ブラジルの電子請求書)を確認。チェックアウトと同じSKU、同じ納税者番号であること。
  3. Search Consoleから旧URLを15件抽出。すべて新しいパスへ301し、チェーン(A→B→C)がないこと。
  4. トップページ、主要コレクション、商品ページ5件をPageSpeedと実機のスマホで確認。オフィスのWi-Fiだけで済ませない。
  5. Search ConsoleにShopifyのサイトマップを送信。LIはDNSから消えますが、Googleはまだ古いリストを持っています。

LIを当日に解約しないでください。オーガニックと広告で1週間きれいな301が続き、移行元に取り残された注文がゼロになってから解約します。


7. まだ移行すべきでないとき

自社サイトがショーケースで、売上はマーケットプレイスにある。カタログが小さく、今のテーマで要件を満たせている。チーム内にShopifyでLiquid、アプリ、ERPを運用する人がいない。この場合はLIにとどまってください。

ブランドの要件がテーマの限界を超えた。チェックアウトとピクセルを自分で管理したい。業務がすでにBling/Tinyと本格的なSKU管理に依存している。DNSのウィンドウをスローガンではなく手順で乗り切る覚悟がある。この場合はShopifyへ移りましょう。

ブラジルの別プラットフォームとの技術的な上限の比較は Tray vs Shopify に、プラグインのリスクについては WooCommerce の記事にまとめています。


よくある質問

Loja IntegradaはShopifyへ自動でリダイレクトしてくれますか?

いいえ。LIの301は 同じ ドメイン内の商品が対象です(301のヘルプ)。DNSを切り替えたあとに応答するのはShopifyです。マップは Content > Menus > URL redirects に登録します。

ダウンタイムをゼロにできますか?

できません。Shopifyを myshopify.com で販売できる状態にしておき、TTLを下げてDNSを切り替えることはできます。それでもTLSには最大48時間かかることがあります(ドメインのマニュアル)。

過去の注文はすべて移行する必要がありますか?

販売を始めるためには不要です。未完了の注文はLIで締めます。履歴はERPかエクスポートファイルに残ります。処理途中の注文を移行するのは、在庫を二重計上する一番の近道です。

LIのスプレッドシートはそのままShopifyで使えますか?

使えません。LIは独自の形式でXLSXを書き出します(レポート)。Shopifyは独自のCSVを要求します(ガイド)。


まとめ

ストアを止めない移行は地味な作業です。LIが実際にエクスポートできるものを書き出し、ShopifyのCSVに変換し、本当の旧URLを洗い出し、新しい管理画面で301を設定し、決済とERPをサブドメインでテストし、DNSは最後。HTTPSと301がスマホで問題なく動くまでLIは生かしておきます。

壊れるのは、この順番を逆にしたときです。カタログが半分しか入っていないのにドメインを向ける、あるいはAレコードがすでに移ったあとで移行元の301に頼る、といったケースです。

あなたのストアのマップ(URL 20件のサンプル、バリエーション付き商品5件のサンプル、ご利用のレジストラでのDNS手順)が必要なら、現在のURL、LIのプラン、ERPを添えて oailton.dev/ja/contato からご連絡ください。

出典

  1. 01商品・顧客・注文のエクスポートはVisão de Negócios > Relatórios(ビジネス概要 > レポート)から行う。「商品をエクスポート」は無料プランで利用可能、「商品URLリスト」は有料プラン限定、1シートあたり10万行が上限 Loja Integrada ヘルプ
  2. 02Loja IntegradaのAPIはurlを/produto/{apelido}.html形式で返し、apelido、sku、gtin、descricao_completaの各フィールドを持つ Loja Integrada API(商品ドキュメント)
  3. 03Loja Integradaの商品URLはスラッシュ以降の部分で、小文字・ハイフン区切り・スペースやアクセント記号なし Loja Integrada ヘルプ
  4. 04Loja Integradaの標準301は同一ドメイン内の商品にのみ有効で、カテゴリや固定ページはリダイレクトせず、ドメインもまたがない Loja Integrada ヘルプ
  5. 05Shopifyの商品CSVでは、作成に最低限必要な列はTitle、バリエーションがある場合はHandleも必要。バリエーション列はOption1 Name/Value、Variant SKU、Variant Price、Variant Compare-at Price、Variant Barcodeを使う Shopify Help Center
  6. 06Liquidのproduct.urlは/products/{handle} Shopify.dev(productオブジェクト)
  7. 07URLリダイレクトはContent > Menus > URL redirectsにあり、CSVでインポートできる Shopify Help Center
  8. 08外部ドメイン:A 23.227.38.65、AAAA 2620:0127:f00f:5::、wwwのCNAMEはshops.myshopify.com.。AとAAAAは各1件。TLS証明書の発行には最大48時間かかることがある Shopify Help Center
  9. 09TLS/SSLはドメイン接続時に無料で発行され、証明書の発行まで最大48時間 Shopify Help Center
  10. 10ストアドメインのDNSでCloudflareのプロキシを有効にすることは、接続失敗の原因として公式に挙げられている Shopify Help Center

Ailton Carvalho

業務に合わせたWebシステム、社内ツール、連携、モバイルで売れるストアを作ります。稼働するコードを渡し、公開後も責任を持って対応します。

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